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北海道移住計画 - 住居篇 其の六 - [想い出]

さて、そのそれなりの給料をくれていた勤務先についてだが、仕事内容(某ソフトウェア会社のテクニカルサポートであった)や同僚にはまったくの不満もなく、このまま定年までいてもいいと思えるほどの場所であった(居させてもらえるかどうかは別問題)。

しかし、なぜか当時の上司との折り合いが悪かった。

入社当初の上司は比較的自由にさせてくれており、それに甘えていろいろなことに手を出した。
今思えばそれらがきちんと身についていないというのが返す返すも悔しいが、後悔先に立たずだ。
その上司は下の人間のことを考えて、いかに少ない人数でサポートを行うかに腐心していた。
そういう人であったので、こちらも多少大変でもがんばろうという気になった。

その上司が何年かして退職し、後任人事が決まった。

決まった、というか、入社してきた。

その入社してきた人との折り合いが相当良くなかった。
折り合いというか、もう相性が悪いといって良いかもしれない。
退社時に同僚が「ひどいいじめだよね」というくらいだったから相当なものだったのだろう。
当の私はというと、もちろんその認識はあったが、そう思ってしまうことでもっと折り合いが悪くなると考え、なるべくそのように考えないようにしていた。
簡単に言うと、必要最低限の会話だけで、あとはなるべく顔を合わせないようにしていた。

そんな状況であったため、ここに長くいても先がないのではと考えていたことは確かだ。
何せその上司は、自分より上の人間には覚えが良いように根回しをするような人だったのだから。

まあそのような後ろ向きな理由はあったものの、それでもまだ北海道へ行くということは現実として考えていなかった。

ところが、あるきっかけ、というか出会いというか、それが元で大きく動き出してしまった。
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